気づかぬうちにお姉ちゃんになっています

友渕生活クラブ

ある日保育中にお手洗いに行くと、「たかっちもトイレ行くんや!」とものすごい顔で驚かれ、保育で最後に残った子には「え?帰るん?ここに住んでるんじゃないん?」と訝しがられ、みんなは私を何者だと思っているのだろうと可笑しくなってしまいます。

保育後といえば、保育者同士で雑談をしたり子どもたちの姿について話したりしています。ある日そらっち(保育者)が、1年生の女の子と2年生の女の子の関係と成長した姿について、嬉しそうに話してくれたので紹介します。

下校の見守りのために学校へ出向いた時のこと、一年生の女の子が「AちゃんとBちゃんが喧嘩して、二人が一緒に帰りたくないらしいねんけど、わたしどっちと帰ったらいいかわからへん」と相談してきました。2年生の女の子に、相談に乗ってあげるよう声をかけると、仲良し2年生3人は話し合い「一緒に帰ってあげようか」となりながら、どんな形で帰るのがいいのか悩みます。そのうち一人は、話しているうちに面倒になったのか、トラブルの起きていない子と帰ると申し出ます(これもリアルな姿で微笑ましいです)。ケンカしている二人をどうしようかという雰囲気になっている中、Cちゃんが「それなら、2年生と1年生ひとりずつペアになって帰ればいいやん!」と提案します。それをきっかけに「じゃあ私はAちゃんと帰るね」「じゃ私は」と、ペア3組に分かれて下校することになりました。

そらっちは「まだ2年生なのにすごいですよ!感動して、喧嘩していたAちゃんに「2年生のお姉ちゃんたちすごいね」と声をかけたんですけど、「私も2年生なったらできるもん!」って答えてくれて、さらに泣きそうになりました!」と話していました。

できなかったことができるようになっていき、また、できていたことができないときもあって、そんな日々の変化が子どもたちの成長で、どんどん変わっていく姿を間近で見て一喜一憂できることを、改めて幸せに感じる出来事です。