春がきた 春がきた ここにきた!

都島生活クラブ

はじめに

遅まきながら新年度一発目のブログということで、張り切りすぎたのと筆者の性分とが相まって長文になっておりますが、今後は気軽に読んでもらえるブログを目指しますのでよろしくお願いします。

 

すこし肌寒いなと思って家を出ても、昼頃には汗ばむくらいに暑くて子どもたちは半そでで過ごしていたり、晴れの日が続いたかと思えば雨が降って風が冷たかったり蒸し暑かったりと、快晴で過ごしやすい気候だけでなく気温の変化や雨や花粉も“春めく”の一つなのかなと感じています。

数年前、花粉症で辛そうにしている子どもに寄り添うつもりで「いい天気やからなあ」と話すと、「ボクにとってはいい天気ちゃうわ!最悪な天気や!」と目を掻きながら怒られたことがあります。なるほど、晴れの日がみんなにとっていい天気とは限らない。ということは、雨の日がいい天気になることもある。「雨だから外に行けなかった~」も「雨やから○○ができた!」に変わる学童でありたいなと、この季節になるといつも思い出して考え直します。

 

先日の土曜保育の際に、新2年生のA君の親御さんから、A君が最近がんばれてなくて、と相談をいただきました。新しい環境で戸惑いやストレスがあるのかも、とのことでした。それならば、土曜日で少人数ということもあるのでゆっくり寛いでもらおうと見守ることにしました。

午前中のんびりゴロゴロすごしたA君でしたが、昼から外遊びに行きドッジボールをすることに。すると、A君は1年生をまとめて仕切って進めてくれ、帰る時間になると先頭に立ってみんなを並べてくれて、道中はみんなが広がって歩かないように声をかけてくれるという活躍っぷり。施設の前まで来て私が「A君のおかげで先生の出番がないじゃないか!」と冗談を言いかけたその時にとどめの一発が。階段を上る手前でA君は振り向き「みんな、ここからは静かにすんねんで~」と声をかけ、後ろにいる子たちは素直に喋るのをやめたのです。

子どもたちは、私たち保育者の力がなくてもたくさんのことを学び吸収し成長していっています。「子どもだからできない」「低学年だからできない」なんてことはなく、A君のように足踏みしながらも見えないところで頑張っています。自分の力で成長していっています。私たち保育者は、「小さいからできない」なんて決めつけることなく期待をもって関わり、「人間なのだから」とできなくても寛容に見守り、その子自身がその子のペースで頑張れるよう支える存在でありたいと思っています。

 

そして、そんな毎日の子どもの姿を保護者の方々には伝えていきたいと思っています。それは事務的なことではなく、素直な思いとして「伝えたい、話したい」と思っています。日々子どもの姿に感動します。良いことも悪いことも感動すれば話したくて仕方がなくなります。お迎えの際にお仕事帰りでお疲れだとは思いますが、お付き合いいただけたら幸いです。 そんな思いでブログも書いています。ぜひ、月に一回でも覗いてみてください。